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突っ張り棒の取り付け幅の測り方——メジャーをどこに当てるか、巾木があるときの注意点
結論だけ先に
- 巾木がない壁の間に取り付けたい人左右の壁面の内側どうしの距離をそのまま測る。測った数値が設置幅範囲に含まれる商品を選ぶ。
- 巾木(はばき)がある壁の間に取り付けたい人取り付けたい高さで巾木の内側どうしの距離を測る。巾木が出っ張っている分だけ壁の内寸より狭くなる。
- バネ式を取り付けたい人測った設置幅より数cm長めにパイプを伸ばしてから壁にはめ込む。ぴったりの長さでは取り付け時にバネを縮める余裕がなくなる。
- 強度が必要な場所に取り付けたい人測った設置幅より1ランク大きい商品を選ぶとパイプの重なりが増え強度が上がる。例: 設置幅80cmにはRTW-75A(75〜120cm)を短く使う。
「設置幅」が何を指すか
突っ張り棒の商品仕様に記載される「設置幅(取付寸法)」は、突っ張り棒の両端のキャップが実際に押し当たる面と面の距離だ。壁の内面と内面の距離、または家具の側板内寸のように、棒の端が突き当たる2点間の最短距離を指す。
この距離が商品の設置幅範囲(例: 75〜120cm)に入っていることが、購入前の確認ポイントになる。範囲外では突っ張れない、または伸ばしきって余裕がなくなる。
巾木があるときの測り方
日本の室内では、壁と床の接合部に「巾木(はばき)」と呼ばれる帯状の部材が取り付けられていることが多い。巾木の厚みは一般的に1〜1.5cm前後で、壁面より前に出っ張る。
床に近い高さで突っ張り棒を設置する場合、巾木が出っ張っている箇所が最も狭い箇所になる。この場合、メジャーは巾木の内側どうしの距離を測る。壁面の内寸(巾木の奥の面)を測ってしまうと、実際より広い数字になって商品が入らない。
ただし、突っ張り棒を取り付ける高さが巾木より上の位置であれば(巾木の高さは通常5〜10cm程度)、巾木の影響を受けない。その場合は、取り付けたい高さの壁面内側どうしを測ればよい。
取り付け幅を測る3ステップ
- 1 取り付けたい高さを決める 取り付けたい高さに巾木があるかどうかを確認する。巾木の上端(一般的に床から5〜10cm)より高い位置に取り付けるなら、巾木の影響を受けない。それより低い位置では巾木の内側どうしの距離が有効寸法になる。
- 2 メジャーを当てる位置を確認する メジャーの端を一方の壁面(または巾木の面)の内側に当て、水平に伸ばして反対側の壁面(または巾木の面)の内側まで測る。メジャーがたるむと短く測れてしまうため、水平を保って測定する。
- 3 測った数値が入る設置幅範囲の商品を選ぶ 測った数値が商品の設置幅範囲の中に収まる商品を選ぶ。範囲の最小値より小さい、または最大値より大きい場合はその商品では使えない。重いものを掛けたい場合は、測った数値より1ランク大きい商品を選ぶとパイプの重なりが多くなり強度が増す(平安伸銅工業公式FAQより)。
同縮尺図で確認する
RTWシリーズ3本の設置幅範囲と、一般的な取り付け場所(洗面台横・押入れ・クローゼット・廊下)の内寸目安を同縮尺で並べた。取り付けたい場所の内寸を測って、どの範囲に入るか確認する。
| 設置幅(測った値) | 対応するシリーズ | 目安となる場所(住宅で異なる) |
|---|---|---|
| 50〜75cm | RTW-50 | 洗面台横・窓幅(小)・棚の間 |
| 75〜120cm | RTW-75A | 押入れ・クローゼット・廊下(狭め) |
| 110〜190cm | RTW-110 | 廊下・リビングの壁間・広い開口部 |
設置幅範囲は平安伸銅工業公式ECの公称値(2026-08-20取得)。取り付け場所の内寸目安は住宅規格の一般的な数値で、実際の内寸は住宅・家具の仕様で異なります。必ずメジャーで実測してください。
パイプの長さの合わせ方
測った設置幅を確認したら、次は実際のパイプの長さ調整だ。バネ式とジャッキ式で手順が異なる。
バネ式の場合
平安伸銅工業公式FAQによると「設置幅より数センチ長めにパイプを伸ばし、伸ばした方を壁に当てながら押し縮めて反対側を押し込み、水平に取り付ける」手順を推奨している。測った設置幅ぴったりの長さに合わせると、バネを縮める動作の余裕がなくなる。設置幅より少し長め(2〜5cm目安)に伸ばし、反発力を確保してから取り付ける。
ジャッキ式の場合
平安伸銅工業公式FAQによると「グリップがスタート線まで戻っていることを確認し、細いパイプを引き出して長さ固定ねじで固定した後、グリップを回して仮固定してからポールの傾きを調整する」手順になる。ジャッキ式はネジを回す分だけ細かく長さを調整できるため、測った設置幅に対して余分に伸ばす必要はない。設置幅の範囲内でパイプを伸ばしてから、グリップで調整する。
よくある質問
- 突っ張り棒の取り付け幅はどこを測ればいいですか?
- 突っ張り棒の「設置幅」は、突っ張り棒の両端が実際に接触する面と面の最短距離だ。巾木(はばき)がある場合、床面付近の壁の内寸は巾木の出っ張り分だけ狭くなるため、巾木の内側どうしの距離(最も狭い箇所)をメジャーで測る。巾木がない壁と壁の間を使う場合は、壁面の内側どうしをそのまま測ればよい。
- 測った幅と同じ数字のサイズを選べばいいですか?
- 「測った幅が商品の設置幅範囲に入っていること」が選び方の基準だ。例えば測った幅が80cmなら、設置幅75〜120cmのRTW-75Aが対応する。また平安伸銅工業公式FAQでは「パイプの重なり部分が多いほど強度が増す。高い強度が必要な場合は大きいサイズを短く使うほうが安定性が高まる」と案内されている。
- バネ式の突っ張り棒を取り付けるとき、パイプをどの長さまで伸ばせばいいですか?
- 平安伸銅工業公式FAQによると、バネ式は「設置幅より数センチ長めにパイプを伸ばし、伸ばした方を壁に当てながら押し縮めて反対側を押し込み、水平に取り付ける」方法を推奨している。測った設置幅ぴったりに伸ばすと取り付け時にバネを縮める余裕がなくなるため、数cm長めに調整してから壁にはめ込む。
本記事の設置方法・長さの合わせ方の根拠は平安伸銅工業公式FAQ(ec.heianshindo.co.jp/blogs/faq)を一次ソースとする(2026-09-20確認)。RTW各シリーズの設置幅公称値は同社公式ECの商品ページより(2026-08-20取得)。巾木の高さ・厚みの目安は住宅仕様によって異なるため、設置前に実測してください。