実寸ラボ 買う前に、実寸でサイズ比較

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本棚の奥行を判型から逆算する測り方——文庫・コミック・B5雑誌・A4雑誌のジャンルで必要な奥行が決まる

公開: 2026年9月 / 判型寸法はJIS P 0138(文庫・B6・A5・B5)、JIS P 0197(A4)の規格値。出版社による数mm前後あり。判型サイズ一覧も参照

結論だけ先に

  • 文庫本・新書・B6コミックだけ入れたい人奥行15cm帯で十分。最大のB6コミック(幅12.8cm)に対して2.2cmの余裕が残る。
  • B5雑誌(週刊誌・漫画誌)も入れたい人奥行23cm帯が必要。B5判の幅18.2cmは15cm帯には物理的に入らない。
  • A4雑誌・ムックを頻繁に出し入れしたい人奥行29cm以上を選ぶと余裕が生まれる。23cm帯では出し入れがきつい製品がある。
  • 複数ジャンルを混在させたい人収納する中で最も幅が広いジャンルの判型で奥行帯を決める。

「奥行」と「本の幅」の関係

本棚の仕様表に書かれている「奥行」は、棚板の前端から後端までの距離だ。本を立てて並べると、本の短辺(幅)が棚板の奥行方向に向く。

つまり「本の幅 ≦ 棚の奥行」が成立すれば本が入る。メジャーなしで判断するには、手持ちの本のジャンルから判型を特定し、その判型の公称幅と棚の奥行帯を突き合わせればよい。

本を棚に立てたときの向き——本の「幅」が棚の「奥行」方向に入る
後壁 棚の奥行(ここを確認する) 文庫判 幅10.5cm ← 10.5cm → B6コミック 幅12.8cm ← 12.8cm → B5雑誌 幅18.2cm ← 18.2cm → 前 後
本を棚に立てると本の「幅」が棚の「奥行」方向に向く。判型の幅が棚の奥行より大きい場合、本は物理的に入らない。

判型ごとの幅と必要な奥行帯

判型の幅(=棚に立てたときに奥行方向に向く寸法)をJIS P 0138から引いた公称値と、対応する奥行帯を一覧にした。

判型・ジャンルの例幅(mm)幅(cm)必要な奥行帯
文庫判(JIS A6)10510.515cm帯
新書判(目安値)10310.315cm帯
B6判 / 商業コミック12812.815cm帯
四六判 / 単行本12712.715cm帯
A5判 / 大型単行本14814.815cm帯(余裕わずか)〜23cm帯
B5判 / 週刊誌・漫画誌18218.223cm帯
A4判 / ムック・女性誌210〜23021〜2329cm帯以上

文庫・B6・A5・B5はJIS P 0138の規格値。新書・四六判は出版社によって数mm前後する目安値。A4雑誌の仕上がり幅は出版社により異なる(210〜230mm程度)。出典:JIS P 0138(紙加工仕上寸法)・判型サイズ一覧

同縮尺図で確認する

棚の奥行3帯と各判型の幅を同じ縮尺で並べた。参照線が棚の奥行で、本の幅が参照線を超えた場合は物理的に入らない。

判型の幅と棚奥行3帯の比較(横向き棒)— 1px = 1mm
15cm帯 23cm帯 30cm帯 文庫判 105mm(10.5cm) 余裕4.5cm 新書判 103mm(10.3cm) 余裕4.7cm B6判・四六判 128mm(12.8cm) 余裕2.2cm A5判 148mm(14.8cm) 0.2cm余裕(ほぼ面一) B5判(週刊誌) 182mm(18.2cm) 余裕4.8cm ← 15cm帯では入らない A4雑誌・ムック 210〜230mm(21〜23cm) 余裕あり ← 23cm帯ではきつい(製品による) 棒の右端 = 判型の幅。点線は参照線(各奥行帯の目安値)。 新書・A4雑誌は点線棒で上限を示す(出版社により数mm前後)。
文庫・B6・四六は15cm帯に収まる。B5判は23cm帯が必要。A4雑誌は30cm帯で余裕が生まれる。A5判は15cm帯ぎりぎり(余裕0.2cm)のため23cm帯推奨。

奥行を逆算する3ステップ

メジャーを使わずに本棚の奥行を決める手順は次の3つだ。

  1. 1 収納したい本のジャンルを確認する 文庫本・新書・コミックは15cm帯で候補を絞る。週刊誌・漫画誌(B5判)が含まれる場合は23cm帯に切り替える。ムック・A4雑誌が含まれる場合は29cm帯以上に切り替える。
  2. 2 最も幅が広い判型で奥行帯を決める 文庫とB5雑誌を混在させる場合、B5雑誌(18.2cm)が基準になる。奥行23cm帯を選ぶと、文庫(10.5cm)には12.5cmの余裕が残る。余裕が大きいとブックエンドが必要になる点も考慮する。
  3. 3 棚の仕様表で奥行数値を確認する 仕様を突き合わせると、奥行15cm帯の製品は「奥行15cm」「奥行14.9cm」などと記載される。「内寸」と「外寸(公称奥行)」が別に記載されている場合は内寸で確認する。
収納するジャンル最大幅選ぶ奥行帯余裕の目安
文庫本のみ10.5cm15cm帯約4.5cm
文庫本+新書10.5cm15cm帯約4.5cm
文庫本+B6コミック12.8cm15cm帯約2.2cm
文庫本+B6コミック+四六判単行本12.8cm15cm帯約2.2cm
A5判(大型単行本)を含む14.8cm23cm帯(余裕を確保)約8.2cm
B5雑誌(週刊誌・漫画誌)を含む18.2cm23cm帯約4.8cm
A4雑誌・ムックを含む21〜23cm29cm帯以上約6〜8cm

余裕の目安は奥行15cmを基準として計算。23cm帯・30cm帯は製品ごとに異なるため、購入前に仕様書の奥行数値で確認する。

本棚3台の奥行と商品寸法を同縮尺のARで確認するには 本棚の奥行規格——文庫・コミック・雑誌で必要な奥行が違う理由を実寸で確認 を参照。商品リンクと3D比較もそちらにまとめてある。

よくある質問

本棚の奥行、文庫本だけなら何cmで十分ですか?
文庫判の幅は105mm(10.5cm)です(JIS P 0138規格値)。奥行15cm帯の棚で余裕は約4.5cm残ります。文庫本・新書(幅10.3cm)・B6コミック(幅12.8cm)だけを収納するなら奥行15cm帯で十分です。奥行が深すぎると本が棚板の奥で倒れやすくなるため、収納するジャンルに合わせた奥行を選ぶほうが使いやすくなります。
コミック(B6判)を入れる本棚の奥行は何cm必要ですか?
B6判の幅は128mm(12.8cm)です(JIS P 0138規格値)。奥行15cm帯の棚なら余裕は2.2cm残ります。B6コミックだけなら奥行15cmで入ります。ただし四六判(幅12.7cm)も同様で、この2つは判型がほぼ同じサイズです。B5雑誌(幅18.2cm)を混在させる場合は奥行23cm帯が必要です。
B5雑誌(週刊誌・漫画誌)を入れるには本棚の奥行は何cm必要ですか?
B5判の幅は182mm(18.2cm)です(JIS P 0138規格値)。奥行15cm帯の棚には物理的に入りません。奥行23cm帯の棚なら余裕は約4.8cm残ります。週刊少年ジャンプ・マガジンなど漫画誌はB5判のため、同じく23cm帯が必要です。
A4雑誌(ムック・女性誌)を収納する本棚は奥行何cmが必要ですか?
A4判の幅は210mm(21cm)です(JIS P 0197規格値)。雑誌の実際の仕上がり幅は出版社により210〜230mm程度で異なります。奥行23cm帯の棚ではぎりぎりまたはわずかにはみ出す製品があります。A4雑誌・ムックを頻繁に出し入れするなら奥行29cm以上の棚を選ぶと余裕が生まれます。

本記事の判型寸法はJIS P 0138(紙加工仕上寸法)およびJIS P 0197(用紙)を一次ソースとする(ja.wikipedia.org 紙の寸法・2026-09-20確認)。新書判・四六判は出版社・印刷会社の公称値目安。A4雑誌の仕上がり幅は出版社により異なる。購入前に収納する本の実物を計測して確認すること。