実寸ラボ サイズは、同じ縮尺の図で見る

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ハンドメイドの値札とゴム印、サイズが合わない話。26mmの下げ札に28mmの印面は乗らない

公開: 2026年8月 / 筆者はアクセサリーを作って売っています

イベントやマルシェの前日、深夜に値札を100枚手書きしている人向けの記事です。

100枚を手書きすると1時間以上かかって、字が揃わず、書き間違えます。 だから多くの人が回転ゴム印にたどり着くのですが、ここで「札にゴム印が乗らない」という事故が起きます

具体的に書きます。よく売られている糸付き下げ札は横26mm。 一般的な回転ゴム印(3号・6連)の印面は28mm × 6mm2mmはみ出して押せません。

商品ページには「値札100枚」「捺印サイズ約28×6ミリ」としか書いていないので、 両方のページを開いて数字を突き合わせない限り気づけません。

この記事では、実際に買った値札5点の実測サイズを全部並べて、 どれとどれが組み合わせられるかを先に確認できるようにします。

その前に、もうひとつ先に決まる分岐があります。タグを商品に「貼る」のか「吊るす」のか

以下、実際に買った現物で説明します。

1. 貼るタイプ:クラフト紙のプライスタグ

細長い短冊で、裏に粘着がついています。商品に巻き付けて端どうしを貼り合わせて使うタイプです。

サイズ60mm × 12mm の長方形
材質紙(クラフト紙、コーティングなし)
入数100枚
粘着あり。ただしタグ中央には糊がない

中央に糊がないのがこのタイプの肝で、糊のない部分が商品に当たるので、リングやチェーンに直接ベタつきません。 巻き付けたあと端の粘着どうしを合わせる構造です。

向いているもの:リング、ピアス、細いバングル、ケーブル類(値札以外の用途でも使われています)
向いていないもの:巻き付ける先が太いもの。60mmしかないので、巻いて貼り合わせる余裕が消えます

紙なので、繰り返し付け外しする在庫管理には向きません。破れます。 逆に、イベントごとに付け替える運用なら消耗品として割り切れます。

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2. 吊るすタイプ:糸付き下げ札

最初から糸が通っている札です。結ぶだけで付きます。

サイズ26mm × 14mm
材質カード(厚紙)
入数100枚
付属(通し済み)
印刷やや上寄りに点線あり。上段に型番、下段に価格を書く想定

点線が入っているのが地味に効きます。何も印刷されていない札だと、100枚書くうちに価格の位置がバラつく。 線が1本あるだけで揃います。

26mm × 14mmは小さいです。手書きで「¥3,800」と品番を両方入れるとかなり窮屈で、 ここが後述の「値段をどう書くか」に直結します。

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3. 値段を「書く」問題 — 100枚を手書きしない方法

値札本体より、実はこっちが本題です。100枚を手書きすると1時間以上かかり、字が揃わず、書き間違えます。

解決策は回転ゴム印です。数字のベルトを回して押すタイプで、価格が変わっても同じ道具で対応できます。

印面3号 / 捺印サイズ 約28mm × 6mm
書体明朝体
連数6連(6桁ぶん回せる)
本体寸法38.3 × 28.5 × 97.6mm / 47g

捺印サイズ28mm × 6mmという数字を、上の値札サイズと突き合わせてください。

① 同じ縮尺で並べる クラフト紙タグ 60 × 12 糸付き下げ札 26 × 14 ¥38,000 回転印の印面 28 × 6(6桁) 500 500円玉 φ26.5 ② 重ねると、押せるかが見える 左右1mmずつ、計2mmはみ出す 糸付き下げ札(横26)に6桁の印面(横28)→ そのままでは押せない。4桁に減らせば約19mmで収まる クラフト紙タグ(横60)→ 6桁のまま収まる。左右に16mmずつ余白
単位はmm。すべて同じ縮尺。寸法は各商品ページの公称値です。

つまり「小さい下げ札 + 6連ゴム印」の組み合わせは相性が悪い、というのが両方の寸法を突き合わせた結論です。 ゴム印を使う前提なら、札は横幅40mm以上のものを選んだほうがいい。

なお、回転ゴム印にはスタンプ台が別途必要です(朱肉では紙に滲みます)。 中形の黒を1つ買えば足ります。こちらは定番文具なので、選択に迷う要素がありません。 詳しくは回転ゴム印とスタンプ台の記事にまとめました。

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4. 布もの・ブローチには安全ピン

紙タグを吊るせない布製品や、ブローチの台紙固定には安全ピンを使います。

サイズ20mm
入数100本
素材真鍮(ゴールド、キリンス仕上げ)

真鍮なので、シルバーのアクセサリーと並べると色が浮きます。ゴールド系の作品か、 台紙の裏側など見えない位置で使うのが前提です。

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5. 見せ方:リングスタンド

値札の話から少し外れますが、値札を付けたあとに置く場所の話です。

サイズ200 × 255 × 100mm
重量約330g
素材木材 + フランネル(ベロア調)
収納リング約50個

L型で、リングを溝に差して並べるタイプです。木材と布を使った製品なので、においの個体差だけ次章で確認します。

6. 買う前に気になる点を、実物と素材で確認する

スペック表に出てこないけれど買う前に気になるであろう点を、実物で確認した結果です。

リングスタンドのにおい

木材とフランネルを使った製品は、湿気由来のにおいに当たり外れが出がちです。

実際に買って確認しました。結論から言うと、においで困ることはありませんでした。

箱を開けた時点では、においに気づいていません。 後から意識して顔を近づけて、数センチまで寄って初めて分かる程度。しかも不快なにおいではありませんでした。 この種の製品は、においの強さに個体差(またはロット差)がある前提で扱うのが自然だと思います。

接客中にお客さんとスタンドの距離が数センチになることはまずないので、 対面販売で使うぶんには実用上の問題になりにくいはずです。 ただし強い個体を引く可能性は残るので、届いたらすぐ開けて確認し、だめなら返品期間内に判断するのが安全です。

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下げ札のサイズ感

26mm × 14mmは、手に取ると数字の印象よりさらに小さく感じます。 「小さすぎた」も「大きすぎた」も、想定していた作品とのミスマッチで起きる失敗なので、 買う前に数字を自分の作品に当ててみてください。

安全ピンの錆び

真鍮は湿気に弱い素材です。まとめ買いした残りは密閉して保管するのが無難です。

7. 少しずつ買い足すより、まとめて買ったほうがいい

「まず値札だけ買って、必要になったら足そう」と考えがちですが、これはおすすめしません。

理由は単純で、この手の道具は単体では機能しないからです。

段階的に買うと、そのたびに「あと1つ足りない」で止まり、届くまで待つことになります。 イベントの前日にそれをやると詰みます。

セットで揃えるべき最小構成はこれです。

用途必要なもの
値札を付ける糸付き下げ札(吊るす作品用)/クラフト紙タグ(リング・ピアス用)
値段を書く回転ゴム印 + スタンプ台(この2つは必ずセット)
布もの・ブローチ安全ピン
対面販売で並べるリングスタンド(通販だけなら不要)

上2行はほぼ全員に必要です。下2行は作っているものと売り方で決めてください。

なお、値札もゴム印も消耗品として100枚・6桁ぶんの単位で売られているので、 少量ずつ買い足すという選択肢がそもそもありません。最初に必要なぶんを揃えるほうが結局早いです。

まとめ

関連: 値札の回転ゴム印、本体だけ買うと1枚も押せない話イベント出店の値札まわり、間に合わないものから順に揃える